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2007年08月 アーカイブ

2007年08月29日

有馬温泉の歴史01

有馬温泉の守護神として名高い湯泉神社の書物によると、この地に泉源を最初に発見したのは、神代の昔、大已貴命(おおなむちのみこと)と少彦名命(すくなひこなのみこと)の二柱の神であったと記されています。この二神が有馬を訪れた時、三羽の傷ついたカラスが水たまりで水浴をしておりました、ところが数日でその傷が治っており、その水たまりが現在の兵庫県の有馬温泉であったと記されています。
 温泉のありかを教えてくれたこの三羽のカラスだけがこの地に住むことを許されたと伝えられており、「有馬の三羽からす」と呼ばれています。


この地の存在が世に広まったのは、第34代舒明天皇(593~641年)、第36代孝徳天皇(596~654年)の頃からで両天皇の行幸でこのちをおとずれ有馬の名は一躍有名になりました。日本書紀の「舒明記」には、舒明3(631)年9月19日から12月13日までの約3ヶ月の間舒明天皇が摂津の国有馬(原文は有間)温湯宮に立ち寄り入浴を楽しんだという記述があります。

釈日本紀によると、孝徳天皇も同じくこの地の湯を愛され、大化の改新から2年後の大化3(647)年10月11日から大晦日還幸までの82日間、左大臣(阿部倉梯麿)・右大臣(蘇我石川麿)をはじめとする要人達を多数おつれになり滞在されたとの記述があります。

2007年08月30日

有馬温泉の歴史02

有馬温泉開創の行基伝わる文献によれば、舒明天皇・孝徳天皇の度重なる行幸により世間に名をしられるようになった有馬温泉ではありますが、その後少しずつその名残もなくなり衰退をしていきましたその現状を打開しこのちに再び賑わいをもたらしたのが名僧行基です。


聖武天皇行基は聖武天皇(701~756)の信任あつく、日本国内に残るさまざまな池、橋、建築物など多くの遺産を残した人物です。

行基が大坂平野の北、伊丹の昆陽に大池(昆陽池)を掘っていたとき、一人の人に会いました。その人は「私は体の中に病を抱え、ここ数年苦しんでおります、聞き伝えによれば有馬の山間には温泉卿があり、病を癒す場所です。私をそこへなんとか連れて行ってくださいませんか。」と頭を地に付けて懇願しました。

哀れに感じた行基はその人の病を癒すためにさまざまなことを行いました。
有馬に連れて行く途中、さらにあれこれと望みごとを頼むその人の願いをかなえてやると、不思議なことにその人は金色荘厳なみ仏の姿となり、有馬温泉を復興をするようにと伝えいずこえといなくなってしまいました。

行基は感嘆のあまり、如法経を書写して泉底に埋め、等身大の薬師如来像を刻み、一宇の堂を建て、そこへ尊像を納めたといわれています。

これは、行基の徳に感じた薬師如来が温泉を復興させ、この地発展の基礎を行基に築かしめることとなったとされております、事実、行基がここに堂を建立して以来、約370年の間、有馬は以前にもまして賑わいを取り戻しましたとされています。

平安時代に入ると、各種の文献にも散見されるようになり、多くの文人や天皇、また重臣たちも有馬を訪れたとされており、清少納言も枕草子のなかで「出湯は、ななくりの湯、有馬の湯、那須の湯、つかさの湯、ともに湯」と書いております、つまり、当時すでに伊勢の榊原温泉とならんでこの地が天下三大名湯の一つとして認められていたことになります。

2007年08月31日

温泉の泉質と適応症


金泉(含鉄ナトリウム塩化物強塩高温泉)
1 冷え性、腰痛、筋・関節痛、末梢血行障害などに効果
 塩がお肌につき、薄い皮膜をつくるため、保湿効果が持続します。また、メタ珪酸といわれる
  物質が多量に含まれているため、お肌の肌触りがマイルドになり、保温効果も大きくなります。

2 感染性皮膚疾患や慢性湿しんに効果
 殺菌作用があります。

3 各種アレルギー性皮膚疾患、慢性湿しん、じんましん、傷・やけどに効果
 カルシウムイオンが豊富に含まれています。
  ~適応症~ 
 炎症性および非炎症性のリウマチ疾患、外傷、手術後のリハビリテーション、慢性附属器炎、
 機能性不妊症、自律神経系障害、乾癬(かんせん)

銀泉(二酸化炭素泉(炭酸泉))
1 高血圧症、末梢動脈閉塞性疾患、機能性動脈循環障害、機能性心疾患に効果
 毛細血管の拡張により血流が増加します。

2 食欲増進の効果
 飲用すると、胃液の分泌を刺激します。
  ~適応症~
 高血圧症、末梢動脈閉塞性疾患、機能性動脈循環障害、
  無治性の傷、手足の局所的循環障害

銀泉(放射能泉(ラドン泉))
  呼吸器からのガスの吸入により、全身の組織へ到達し、自然治癒力を高めます。
 ~適応症~
 硬直性脊椎症、関節の退行性症状、慢性多発性関節症、脊椎の退行性疾患、
 慢性痛風、関節、筋肉リウマチ、軽度の末梢性動脈血行障害、更年期障害、気管支性ぜんそく

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